ハラちゃんの知らない世界48★Nine Inch Nails★
こんにちは!嵩史です。
皆様、夏フェスの季節到来ですね!!!
フジロック(既に終了)、サマソニ、ウルトラ、ライジングサン、ロッキン、ラブシャ、、、
数えたらキリのないほど目白押しなイベントが盛りだくさんですよね。
皆様は何か行く予定はございますでしょうか?
私自身も、サマソニにて来日するレッチリ、BMTH、RANCIDを見に大阪に行きたかったのですが、当日は見事に仕事。
トホホな運命と共に、当日もレッチリのTシャツを着て仕事を頑張りたいと思います。(笑)
さて、そんな夏フェスにてやはり注目するのは錚々たるバンド達。来日を心待ちにしていたバンドもいるのではないでしょうか。
バンドTはアーティスト自体の様々な歴史、音楽性、メッセージを伝える、幅広いプリントの数々が魅力。
ということで本日のブログはバンドTをご紹介。
本当はどうせなら来日するバンド特集にしたかったのですが、そのバンド達の商品があまりなく中途半端になってしまうなと思い今回はやめておきました。(笑)
逆に、今回は1バンドに絞って事細かに説明、音楽の紹介をしようかと思います。
既に「このバンド知ってる!好き!」という方は是非お楽しみください!
ご存じない方もこれをきっかけに興味を持って下さり音楽も聞いてみていただけたら幸いです。
今回は2ndでも根強いファンもいらっしゃり、Tシャツのクオリティも高く、私自身も好きなこのバンド、
Nine Inch Nailsについて紐解いていきたいと思います。
アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドで結成されたインダストリアル・ロックバンド、Nine Inch Nails(ナインインチネイルズ)。
斬新かつ精密なサウンド・プロダクションやビジュアル・ワーク、過激なステージング、
内省的な世界観は後進のアーティストに大きな影響を与えており、
インダストリアル・ロックの大御所的存在のバンドです。
そもそもインダストリアル・ロックとは電子音楽の一種であり、
シンセサイザー、サンプラー、コンピュータなどの電子機器を用いて、
工業的な機械音や金属音、電子音を多用しているのが特徴の音楽ジャンルの一つ。
機械音、金属音、電子音が合わさる効果は無限の可能性を秘めており、数あるインダストリアル・ロックバンドの中でも音楽性が似ているバンドはほぼ皆無。
ジャンルは同じであれど、楽曲は全く違う構成、音作りであり、特色的なバンドが多いのが特徴的です。
インダストリアル・ロックバンド自体は様々なバンドが存在しますが、世間に本格的にインダストリアル・ロックが広まったきっかけが、今回ご紹介するNine Inch Nails(以下、NIN)です。
NINのサウンドの特徴として、インダストリアルの重たく、騒々しいサウンドの他にも、
エレポップやビッグビート、アンビエント、ポップなハードロック・ヘヴィメタルなどのサウンドにも影響を受けており、1バンドの中でも多種多様なサウンド仕掛けを手掛けております。
頑ななジャンルに囚われることなく幅広い音楽性を追求するスタイルも、人気の理由の一つです。
楽曲のテーマとなっているのは一貫して「怒り」「渇望」。
ボーカルのトレント・レズナーのこだわり続けた憂鬱かつ美しいサウンドが最大の特徴。
アルバムごとにレズナー自身の心境の変化が表れており、歌詞の内容やサウンドメイキングは、上記の様にジャンルに囚われることなく、アルバムを追って変化し続けております。
バンド名の頭文字を組み合わせ、最後のNを反転させたアンビグラム(語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと)
の形式を用いた”NIИ”ロゴ。
レズナーとアート・ディレクターのゲイリー・タルパスによって考案されたロゴはバンドの看板として位置づけるものとなります。
レズナー自身が影響を受けたバンド、TALKING HEADS(トーキング・ヘッズ)が80年にリリースしたスタジオアルバム『Remain In Light』からインスピレーションを得たそうです。
バンドロゴの”A”の文字が上下反転しております。
トーキング・ヘッズのクリエイティブな感性を、隠し味的なスパイスの要素として取り込み継承しました。
メンバーはボーカルのレズナー以外、サポートとして入っています。
ライブでの活動はアルバム制作後にオーディションや友人の紹介などでメンバーが決まるそうなので、ライブの度にメンバーは変化します。
レズナーのソロプロジェクト的な解釈でも間違いはありませんね。
長くなりましたが、お次はTシャツのご紹介です。
各Tシャツのデザイン、関連する楽曲、アルバムについても触れていきたいと思います。
まずはこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 "Into the Void" ロックバンドTシャツ XL
¥12,900+TAX
フロントとバックに文字のみのシンプルデザイン。
バックに書かれている、「TRIED TO SAVE MYSELF BUT MYSELF KEEPS SLIPPING」。
NINの3rdアルバム「The Fragile」の中の「Into The Void」という曲の歌詞の一部。
和訳すると、「自分自身を救おうとしたが俺自身は逃げ続ける。」
一体レズナーはこの人生の中でどれだけの苦痛、悲壮を感じているのでしょうか。
自身の人生の中の不完全燃焼を詩にのせて、世間に対して皮肉しながら歌い続けます。
このThe Fragileの発表当時はレズナーが薬物中毒のど真ん中にいて、ほとんど絶望的な時期であったそうです。
故に今作そのものが、「自分へのセラピー」という意味があるらしく、非常に重たい作品になっています。
続きまして、こちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 バンドTシャツ
¥15,900+TAX
1997年にリリースされたシングル、「The Perfect Drug」のTシャツ。
NINらしいノイズサウンド満載、歪んだギター音、PVも何かを訴えかけているような内容。
曲の終盤はピアノメロディでどこか叙情的な雰囲気を見せる、完成度の高い曲です。
ファンの中でこの楽曲は「幻の一曲」とも言われており、NINのライブで全く披露されていなかった曲でもあります。
しかし、2018年9月18日にアメリカはコロラド州のレッド・ロックス・アンフィシアターで行われた公演にて、約20年の時を経て初披露。
動画のリンクはファンが撮影した映像です。
ライブに行ったファンは「俺もここにいたんだ! 最高だったよ!」というコメントも。
逆に行っていないファンは「ああ神様、どうすればこのライヴを観れるの」というコメント。
ファンの間でもここまで伝説的な楽曲ということで、このTシャツの見方も変わってきますよね。
前面の肩部分に若干の焼け?のような跡がございますが、NINらしいデザインとして見ていただいてもクールです。
バックには緑のNINロゴでシンプルながらも存在感があります。
続きましてこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 バンドTシャツ XL
¥19,900+TAX
大きくNINロゴとノイズミュージックらしいプリントの映える一枚。
NINのTシャツはシンプルかつ大胆なもの、着まわししやすいものが多いですよね。
それを代表するのがこちらではないでしょうか。
シルバープリントが今らしい雰囲気にもマッチします。使い込むうちにラメ感が落ちていき、ボロの雰囲気になっていく経年変化も楽しんでいただけるかと思います。
プリントが上のほうにあるので、タックインしたときにもバランスが良いです。
コピーライトには「halo holding corp」表記。
この「Halo」に関しては、次のTシャツを紹介するのと同時に説明していきたいと思います。
そして最後はこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 ロックバンドTシャツ XL
¥19,900+TAX
NINの数あるアルバムの中でも、不動の名作との呼び声が高い、「The Downward Spiral」。
当時のレズナーの心理状態、1990年代のアメリカを取り巻く厭世観がはっきりと表れた作品であり、絶望への穴に落ちる過程を歌った内容のコンセプト・アルバム。
葛藤や弱さを包み込みたいと思う意欲、孤独や救いようの無い心のダメージ、くだらない事だらけの変わらぬ世の中と戦っても負けが見える不甲斐なさ…
アルバムの中では “Nothing can stop me now / 誰も僕を止める事ができない”と何度も歌う事で、これらの感情を全面的に表現しています。
ニルヴァーナの『Nevermind』がリリースされ直後で、オルタナティヴ・カルチャーがかつてないほどメインストリームとなった時代であったため、レズナーが伝えたい事を世に配信するには絶好のタイミングだったようです。
ビルボードチャート初登場2位を記録し、全米で400万枚を売り上げるヒット作。
「アンダーグラウンドにお蔵入りするには偉大すぎる作品」との評判もございます。
個人的にもかなり好きなアルバムであり、4曲名の「March Of The Pigs」は、テクノ、パンク、メタルなど、多種多様なジャンルを織り交ぜて変拍子が続く楽曲であり、予測不能な音楽性がツボになりました。
前面にはアルバムのアートワークを基にしたグラフィック。
蛾のような2匹が廃れたようにプリントされており、まさしく陰鬱な作風です。
バックのプリントも満点です!
そして、先程のTシャツにも表記があった「halo」。
この「halo」は、Halo Numbersと言い、
NINの公式作品には全て「Halo」を冠したシリアルナンバーが付けられております。
1989年にリリースされた「Down in it」が、
Halo 01
同年にリリースされたアルバム「Pretty Hate Machine」が、Halo 02
……
と続くように、この「The Downward Spiral」は、Halo 08 と表記されます。
他のTシャツにもhalo表記があれば、検索してみてどのアルバム、楽曲を表しているのかがわかるかと思いますので、是非お持ちの方は調べてみてはいかがでしょうか。
ブラックが多いイメージのNINのTシャツ、こちらのカラーは少々珍しいのではないでしょうか。
かなりクールな一枚です。お好きな方は是非!
これは先ほどまで紹介した4枚のTシャツ全てに共通しておりますが、
NINの90年代のTシャツはほぼALL SPORTボディが使用されております。身幅が少々広め、生地感が厚手で着心地も良いボディです。
本来、このALL SPORTボディはバンドTシャツに使用されることは少なく、アート系のTシャツによく使用されているようです。
私自身もこのタグがつくTシャツは何枚か持っていますが、バンドTは1枚しかありませんでした。
ここまで紹介したTシャツの詳細、歴史等は、私個人で考えたり、ネットを使用し調べた結果であり、憶測も多々ございます。その調べていく中で驚きの連続でした。(笑)
好きなバンドの歴史をたどるとここまで深い内容までも知っていけるのですね。またゆっくり時間がございましたら他のバンド特集もしてみようかなと思います。
ぜひ皆様も自分がお持ちのTシャツを見てみて、どんなバンド、アーティストなんだろう。
と思ったら調べてみて、奥深いことを知っていくととても面白いかと思いますので、ぜひトライしてみてくださいね!
長くなりましたが、本日は以上です!
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
皆様、夏フェスの季節到来ですね!!!
フジロック(既に終了)、サマソニ、ウルトラ、ライジングサン、ロッキン、ラブシャ、、、
数えたらキリのないほど目白押しなイベントが盛りだくさんですよね。
皆様は何か行く予定はございますでしょうか?
私自身も、サマソニにて来日するレッチリ、BMTH、RANCIDを見に大阪に行きたかったのですが、当日は見事に仕事。
トホホな運命と共に、当日もレッチリのTシャツを着て仕事を頑張りたいと思います。(笑)
さて、そんな夏フェスにてやはり注目するのは錚々たるバンド達。来日を心待ちにしていたバンドもいるのではないでしょうか。
バンドTはアーティスト自体の様々な歴史、音楽性、メッセージを伝える、幅広いプリントの数々が魅力。
ということで本日のブログはバンドTをご紹介。
本当はどうせなら来日するバンド特集にしたかったのですが、そのバンド達の商品があまりなく中途半端になってしまうなと思い今回はやめておきました。(笑)
逆に、今回は1バンドに絞って事細かに説明、音楽の紹介をしようかと思います。
既に「このバンド知ってる!好き!」という方は是非お楽しみください!
ご存じない方もこれをきっかけに興味を持って下さり音楽も聞いてみていただけたら幸いです。
今回は2ndでも根強いファンもいらっしゃり、Tシャツのクオリティも高く、私自身も好きなこのバンド、
Nine Inch Nailsについて紐解いていきたいと思います。
アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドで結成されたインダストリアル・ロックバンド、Nine Inch Nails(ナインインチネイルズ)。
斬新かつ精密なサウンド・プロダクションやビジュアル・ワーク、過激なステージング、
内省的な世界観は後進のアーティストに大きな影響を与えており、
インダストリアル・ロックの大御所的存在のバンドです。
そもそもインダストリアル・ロックとは電子音楽の一種であり、
シンセサイザー、サンプラー、コンピュータなどの電子機器を用いて、
工業的な機械音や金属音、電子音を多用しているのが特徴の音楽ジャンルの一つ。
機械音、金属音、電子音が合わさる効果は無限の可能性を秘めており、数あるインダストリアル・ロックバンドの中でも音楽性が似ているバンドはほぼ皆無。
ジャンルは同じであれど、楽曲は全く違う構成、音作りであり、特色的なバンドが多いのが特徴的です。
インダストリアル・ロックバンド自体は様々なバンドが存在しますが、世間に本格的にインダストリアル・ロックが広まったきっかけが、今回ご紹介するNine Inch Nails(以下、NIN)です。
NINのサウンドの特徴として、インダストリアルの重たく、騒々しいサウンドの他にも、
エレポップやビッグビート、アンビエント、ポップなハードロック・ヘヴィメタルなどのサウンドにも影響を受けており、1バンドの中でも多種多様なサウンド仕掛けを手掛けております。
頑ななジャンルに囚われることなく幅広い音楽性を追求するスタイルも、人気の理由の一つです。
楽曲のテーマとなっているのは一貫して「怒り」「渇望」。
ボーカルのトレント・レズナーのこだわり続けた憂鬱かつ美しいサウンドが最大の特徴。
アルバムごとにレズナー自身の心境の変化が表れており、歌詞の内容やサウンドメイキングは、上記の様にジャンルに囚われることなく、アルバムを追って変化し続けております。
バンド名の頭文字を組み合わせ、最後のNを反転させたアンビグラム(語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと)
の形式を用いた”NIИ”ロゴ。
レズナーとアート・ディレクターのゲイリー・タルパスによって考案されたロゴはバンドの看板として位置づけるものとなります。
レズナー自身が影響を受けたバンド、TALKING HEADS(トーキング・ヘッズ)が80年にリリースしたスタジオアルバム『Remain In Light』からインスピレーションを得たそうです。
バンドロゴの”A”の文字が上下反転しております。
トーキング・ヘッズのクリエイティブな感性を、隠し味的なスパイスの要素として取り込み継承しました。
メンバーはボーカルのレズナー以外、サポートとして入っています。
ライブでの活動はアルバム制作後にオーディションや友人の紹介などでメンバーが決まるそうなので、ライブの度にメンバーは変化します。
レズナーのソロプロジェクト的な解釈でも間違いはありませんね。
長くなりましたが、お次はTシャツのご紹介です。
各Tシャツのデザイン、関連する楽曲、アルバムについても触れていきたいと思います。
まずはこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 "Into the Void" ロックバンドTシャツ XL
¥12,900+TAX
フロントとバックに文字のみのシンプルデザイン。
バックに書かれている、「TRIED TO SAVE MYSELF BUT MYSELF KEEPS SLIPPING」。
NINの3rdアルバム「The Fragile」の中の「Into The Void」という曲の歌詞の一部。
和訳すると、「自分自身を救おうとしたが俺自身は逃げ続ける。」
一体レズナーはこの人生の中でどれだけの苦痛、悲壮を感じているのでしょうか。
自身の人生の中の不完全燃焼を詩にのせて、世間に対して皮肉しながら歌い続けます。
このThe Fragileの発表当時はレズナーが薬物中毒のど真ん中にいて、ほとんど絶望的な時期であったそうです。
故に今作そのものが、「自分へのセラピー」という意味があるらしく、非常に重たい作品になっています。
続きまして、こちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 バンドTシャツ
¥15,900+TAX
1997年にリリースされたシングル、「The Perfect Drug」のTシャツ。
NINらしいノイズサウンド満載、歪んだギター音、PVも何かを訴えかけているような内容。
曲の終盤はピアノメロディでどこか叙情的な雰囲気を見せる、完成度の高い曲です。
ファンの中でこの楽曲は「幻の一曲」とも言われており、NINのライブで全く披露されていなかった曲でもあります。
しかし、2018年9月18日にアメリカはコロラド州のレッド・ロックス・アンフィシアターで行われた公演にて、約20年の時を経て初披露。
動画のリンクはファンが撮影した映像です。
ライブに行ったファンは「俺もここにいたんだ! 最高だったよ!」というコメントも。
逆に行っていないファンは「ああ神様、どうすればこのライヴを観れるの」というコメント。
ファンの間でもここまで伝説的な楽曲ということで、このTシャツの見方も変わってきますよね。
前面の肩部分に若干の焼け?のような跡がございますが、NINらしいデザインとして見ていただいてもクールです。
バックには緑のNINロゴでシンプルながらも存在感があります。
続きましてこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 バンドTシャツ XL
¥19,900+TAX
大きくNINロゴとノイズミュージックらしいプリントの映える一枚。
NINのTシャツはシンプルかつ大胆なもの、着まわししやすいものが多いですよね。
それを代表するのがこちらではないでしょうか。
シルバープリントが今らしい雰囲気にもマッチします。使い込むうちにラメ感が落ちていき、ボロの雰囲気になっていく経年変化も楽しんでいただけるかと思います。
プリントが上のほうにあるので、タックインしたときにもバランスが良いです。
コピーライトには「halo holding corp」表記。
この「Halo」に関しては、次のTシャツを紹介するのと同時に説明していきたいと思います。
そして最後はこちら。
90's NINE INCH NAILS USA製 ロックバンドTシャツ XL
¥19,900+TAX
NINの数あるアルバムの中でも、不動の名作との呼び声が高い、「The Downward Spiral」。
当時のレズナーの心理状態、1990年代のアメリカを取り巻く厭世観がはっきりと表れた作品であり、絶望への穴に落ちる過程を歌った内容のコンセプト・アルバム。
葛藤や弱さを包み込みたいと思う意欲、孤独や救いようの無い心のダメージ、くだらない事だらけの変わらぬ世の中と戦っても負けが見える不甲斐なさ…
アルバムの中では “Nothing can stop me now / 誰も僕を止める事ができない”と何度も歌う事で、これらの感情を全面的に表現しています。
ニルヴァーナの『Nevermind』がリリースされ直後で、オルタナティヴ・カルチャーがかつてないほどメインストリームとなった時代であったため、レズナーが伝えたい事を世に配信するには絶好のタイミングだったようです。
ビルボードチャート初登場2位を記録し、全米で400万枚を売り上げるヒット作。
「アンダーグラウンドにお蔵入りするには偉大すぎる作品」との評判もございます。
個人的にもかなり好きなアルバムであり、4曲名の「March Of The Pigs」は、テクノ、パンク、メタルなど、多種多様なジャンルを織り交ぜて変拍子が続く楽曲であり、予測不能な音楽性がツボになりました。
前面にはアルバムのアートワークを基にしたグラフィック。
蛾のような2匹が廃れたようにプリントされており、まさしく陰鬱な作風です。
バックのプリントも満点です!
そして、先程のTシャツにも表記があった「halo」。
この「halo」は、Halo Numbersと言い、
NINの公式作品には全て「Halo」を冠したシリアルナンバーが付けられております。
1989年にリリースされた「Down in it」が、
Halo 01
同年にリリースされたアルバム「Pretty Hate Machine」が、Halo 02
……
と続くように、この「The Downward Spiral」は、Halo 08 と表記されます。
他のTシャツにもhalo表記があれば、検索してみてどのアルバム、楽曲を表しているのかがわかるかと思いますので、是非お持ちの方は調べてみてはいかがでしょうか。
ブラックが多いイメージのNINのTシャツ、こちらのカラーは少々珍しいのではないでしょうか。
かなりクールな一枚です。お好きな方は是非!
これは先ほどまで紹介した4枚のTシャツ全てに共通しておりますが、
NINの90年代のTシャツはほぼALL SPORTボディが使用されております。身幅が少々広め、生地感が厚手で着心地も良いボディです。
本来、このALL SPORTボディはバンドTシャツに使用されることは少なく、アート系のTシャツによく使用されているようです。
私自身もこのタグがつくTシャツは何枚か持っていますが、バンドTは1枚しかありませんでした。
ここまで紹介したTシャツの詳細、歴史等は、私個人で考えたり、ネットを使用し調べた結果であり、憶測も多々ございます。その調べていく中で驚きの連続でした。(笑)
好きなバンドの歴史をたどるとここまで深い内容までも知っていけるのですね。またゆっくり時間がございましたら他のバンド特集もしてみようかなと思います。
ぜひ皆様も自分がお持ちのTシャツを見てみて、どんなバンド、アーティストなんだろう。
と思ったら調べてみて、奥深いことを知っていくととても面白いかと思いますので、ぜひトライしてみてくださいね!
長くなりましたが、本日は以上です!
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。