40's U.S.ARMY "EX-48-1" オーバーパンツ LONG-MEDIUM [111229]

表記

LONG-MEDIUM

ウエスト

50-98cm(20-39inch)

レングス

78cm(31inch)

股上

39cm

総丈

121cm

裾幅

30cm

コンディション

着用感や薄汚れ、リペア、小穴はありますが目立った汚れやダメージの無い、良い状態です。

コメント

EX-48-1のEXとはExperimental（実験的）という意味を持ち、WW2後の1948年に軍装品一連のテスト時の試作品に付く表記となります。
⁡ ⁡ 1945年WW2終結と同時に東西冷戦に突入したアメリカは予期される朝鮮戦争に向けて1948年一連の制服と装備のテストを行います。
⁡ ⁡ こちらは1951年に採用されるオーバーパンツの前身ともいえる試作モデルとなります。 M-48というとモッズコートの元祖であり、その対のパンツと想定されたものと思われます。 ライナーには本来M-48パーカで正式採用されたウールパイル（ライナー）ではなく、グラスファイバーの中綿のキルト（ライナー）が付きますが、本品ではシェルのみになります。
⁡ この時代、M-48パーカの対となるシェルパンツはまだ存在しておらず、このEX-48-1はエクスペリメンタルでありながらも実働部隊での使用があったものと推測されます。後に採用されるM-51オーバーパンツとは、カーゴポケット、バックポケットの有無、インサイドへのコネクトポケットフラップの有無などの違いが挙げられます。そして明らかに色合いもオリーブドラブ感の強い、濃いグリーンになります。
⁡ コンディションはライナーの欠品、そして左ひざにリペア跡と小穴がございます。ただそれを考慮しても、一見の価値のあるものとして評価させていただきました。またパーツやタグなどもすべて残存していることからオーバーパンツの起源、M-51との違いを証明する資料としてコレクションされてもよい銘品です。
⁡ 早々に市場に出ることはない一本ですので、是非この機会にチェックしていただけたら幸いです。 ⁡

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