1910's〜20's A.E.F (American Expeditionary Force) ジャーキンベスト [62225]
1910's〜20's A.E.F (American Expeditionary Force) ジャーキンベスト
[62225]
販売価格: 49,900円(税別)
(税込: 54,890円)
商品詳細
- 表記
- -
- 肩幅
- 35cm
- 身幅
- 45cm
- 着丈(首後ろ付け根から裾)
- 69cm
- 袖丈(肩から袖先)
- -cm
- 裄丈(首中央から袖先)
- -cm
- コメント
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JERKIN(ジャーキン)は、元々第一次世界大戦中の1916年に英国軍で採用・使用されたのが始まりと言われています。
私も好きで所有しているジャーキンベストなのですが、今回はこちらの一枚(US)と次の英国軍(W.R.A.C)が入りましたので合わせてご紹介させていただきます。
先述の通り、ジャーキンは第一次世界大戦(1914〜1918)に英国軍で採用、第二次世界大戦頃まで使用されたと認識しておりました。 (しかし今回次にご紹介のW.R.A.Cの個体から50年代にはいっても製造・使用されていたのだということがわかりました)
着丈のあるチュニックやコートの上から着るオーバーベストの役割、シープスキンの胴衣として激しい動きの中でもその機能・実用性の高さから兵士に愛用されます。
英国軍のジャーキンの特徴としては、肩幅が広く取られており、コートの上から着てもしっかりと肩を覆える作りとなっています。
またボタンホール裏には補強のための革があてられ、それを縫い付けるステッチが表にも出てきている点も挙げられます。ボタンは傾向として茶系(こげ茶、ベージュなど)が多くついており、サイズもUSに比べると一回り大きいものが付いています。
そしてタグは内身頃についているものが多く、タグが欠損していてもその縫い跡から英国と判断する場合もございます。
一方、米軍はおよそ1917〜8年頃から製造されています。 (ただ1917の会計度分の個体も確認済) この経緯には、A.E.Fが英国軍に使用の許可を得て着用したところから始まります。
A.E.Fとは1917年、第一次世界大戦の戦闘を支援するためヨーロッパに派遣されたアメリカ軍[A.E.F](American Expeditionary Force:アメリカ外征軍)で、当時英国に駐在していた時に交渉をしていたそうなのですが、そういう手間を省くために1917〜8年ころからUS製が作られます。
US製の特徴としては画像からもご察しの通り、英国軍と比べると肩幅は狭く、肩回りのシャープさ、スムーズな可動を考えた作りとなっています。ボタンホールの補強はなく、黒ボタンが主に使われます。
タグはネックに付きますが、紙タグが使用されるため残存しているものは多くはありません。
さらにこの一枚は裏地も通常のODウールではなくチェック地が使用されています。 これはUS初期のジャーキンにみられる特徴で、1890年代に起きた米西戦争の時に使用していたウールコートなどをカットしてライニングに当てているそうです。
市場評価としてもUS製のジャーキンは、第一次大戦期のみ、さらにAEFのみの支給と、その球数も非常に少ないことから英国モノよりも高い評価を受けています。
実際の着用に関しても、やはり肩回りのシャープさはレイヤードに適しています。 さらに今回の一枚は、特徴である着丈も長すぎず、およそ36程度のサイズと見受けられます。
弊社にてオイルメンテナンスもさせていただいておりますので、今後も長く愛用していただけると思います。 是非この機会にチェックしてみてくださいね。 - コンディション
- キズ、むしくい、薄汚れがありますが目立つダメージは無く、年代を考えると十分良い状態かと思います。
着用スタッフ-cm -kg※スタッフによる着用画像をご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
・ご質問には必ずお答えします。
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・商品の色味は、接近して撮影している写真が一番実物に近い色味でございます。ただし、ご閲覧いただく環境やカメラの性能による色味の出しにくい商品に関しましては、多少の差異がある場合がございます。より正確な色味を気にされる方はご購入前にお問い合わせください。